市場調査大手のGfKが25日発表したドイツ消費者景況感指数の2月向け予測値は3.2となり、1月の3.4(修正値)からやや低下した。同指数の悪化は11月から4カ月連続。雇用不安や景気回復の鈍化懸念が反映されたもようだ。
\景気の見通しに関する1月の指数(2月向け予測値の算出基準の1つ)は12月の1.7から1.5に下がった。2009年第3四半期に大幅回復した独国内総生産(GDP)が第4四半期に失速したとみられることが響いた。
\所得の見通しに関する指数も15.0から12.5に低下した。失業率の上昇懸念のほか、2010年の年金支給額据え置きが決定されたことが影響。子供手当が1月から増額されたものの、落ち込みを相殺できなかった。
\一方、高額商品の購入意欲に関する指数は前月の21.2から25.4へと4.2ポイント上昇した。食品、家電、家具など幅広い分野で商品の割引が行われていることがプラスに働いている。
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