スイスの製薬大手Novartis(チューリヒ)が26日発表した2009年通期決算の最終利益は前年比4%増の84億5,000万米ドルに拡大し、過去最高を更新した。特許薬とワクチン事業が特に好調だった。売上高は7%増の443億ドル。為替の影響を除いた増収幅は11%だった。
\新型ウイルスワクチンを1億本以上、販売した。特許薬では主力の降圧剤「Diovan」、白血病治療薬「Glivec」などが好調だった。
\同社は決算発表で、ダニエル・ヴァセラ最高経営責任者(CEO)が今月末で退任することも明らかにした。後任には特許薬部門を統括するジョセ・ジメンツ氏が就任する。ヴァセラ氏は今後、取締役会長として経営戦略問題に集中的に取り組む。
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