老舗筆記用具メーカーのFaber-Castell(シュタイン)は22日、高級車メーカーPorscheのアクセサリー子会社、Porsche Designとのライセンス契約を今年12月末日で解消すると発表した。自社の高級ブランド強化に取り組んでおり、他社ブランド製品のライセンス生産は経営戦略上、好ましくなくなっているため。
\Faber-Castellは独自の高級ブランド「Graf von Faber-Castell」「Faber-Castell」を展開、従来からの筆記具に加え、革製品などの小物も販売している。販売拠点は直営店が世界で16カ所、ショップ・イン・ショップが同210カ所に上る。
\プレミアム製品はアジアを中心に需要が伸びており、Faber-Castellの成長の柱となっている。Porsche Designとは20年以上、ライセンス提携してきたが、競合するケースが今後増えていくと予想されるため、取引を打ち切る。
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