産業用ロボット・機械大手の独KUKA(アウグスブルク)が2日発表した2009年12月期暫定決算の最終損益は5,290万ユーロの赤字で、前期の黒字(5,200万ユーロ)から悪化した。不況の影響で売上・受注が大幅に落ち込んだほか、人員削減を含む事業再編で3,860万ユーロを計上したことが響いた。
\売上高は9億210万ユーロで、前期の12億6,610万ユーロから28.7%減少した。部門別の売上高はロボットが30.3%減の3億3,050万ユーロ、システムズ(溶接設備、自動車・航空宇宙・ソーラー産業向け生産設備など)が27.7%減の6億550万ユーロ。全体の新規受注高は29.4%減の9億330万ユーロ、12月31日時点の受注残高は0.2%増の5億4,340万ユーロだった。
\同社はコスト削減が進展し、第4四半期は業績も改善したとの見解を示した。ただ、2010年に黒字転換するとの目標を達成するのは難しいとしている。
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