電機大手のSiemens(ミュンヘン)は1月28日、ドイツの従業員数を2,000人削減すると発表した。対象となるのは産業部門。経営上の理由による解雇は可能な限り回避するとしている。同社のレッシャー社長は26日の株主総会で、需要減などを理由に人員削減を行う考えを示していた。
\削減規模が最も大きいのは独中部のバート・ノイシュタット・アン・デア・ザーレ(バイエルン州)にある工場で、モーター生産に携わる840人が対象となる。同社は汎用低圧モーターの次世代品生産をチェコ工場に集約する方針で、今回の措置が避けられなくなったとしている。
\経営陣はこのほか、バート・ノイシュタット工場のモーター向けに電子部品を生産するエアランゲン工場で300人、産業設備の製造にかかわる国内の複数拠点で計850人を整理する。
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