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2010/2/3

企業情報

Infineon Technologies AG―業績予測引き上げ―

この記事の要約

半導体大手の独Infineon(ミュンヘン)は1月29日、2010年9月通期の業績予測を上方修正した。09年10-12月期(第1四半期)決算が好調だったためで、売上高を従来予測の10%増から「20%強増の36億3,000 […]

半導体大手の独Infineon(ミュンヘン)は1月29日、2010年9月通期の業績予測を上方修正した。09年10-12月期(第1四半期)決算が好調だったためで、売上高を従来予測の10%増から「20%強増の36億3,000万ユーロ」、売上高営業利益率を同5%から「5%超~10%未満」に引き上げた。

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第1四半期決算の売上高は9億4,100万ユーロとなり、前年同期比で27%、前期比でも10%増加した。ICカードを除く全部門が増収を確保、特に自動車向けと無線通信機向け事業は前年同期比でそれぞれ35%、37%の伸びを示した。産業向けも17%増と2ケタ成長を確保している。

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営業損益は8,800万ユーロの黒字で、前年同期の赤字(1億600万ユーロ)から大幅に改善。前期(5,200万ユーロの黒字)に引き続き利益を確保した。4部門のなかでは産業向けの利益が4,400万ユーロと最も多く、これに自動車向け(3,700万ユーロ)が続いた。無線通信機向けは1,700万ユーロ、ICカードは100万ユーロだった。

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最終損益も6,600万ユーロの黒字となり、前年同期の赤字(4億400万ユーロ)から大きく好転した。固定通信用チップ事業の売却で利益が1億600万ユーロ押し上げられたことが大きい。米IBMと共同運営する仏合弁会社Altisを3月末に売却することに絡んでは8,100万ユーロの損失を計上した。

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