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2010/2/24

総合 - ドイツ経済ニュース

独企業景況感11カ月ぶりに悪化

この記事の要約

Ifo経済研究所が23日発表した2010年2月のドイツ企業景況感指数は95.2となり、前月の95.8から0.6ポイント低下した。同指数の悪化は09年3月以来11カ月ぶり。小売業で景況感が特に冷え込み、全体の足を強く引っ張 […]

Ifo経済研究所が23日発表した2010年2月のドイツ企業景況感指数は95.2となり、前月の95.8から0.6ポイント低下した。同指数の悪化は09年3月以来11カ月ぶり。小売業で景況感が特に冷え込み、全体の足を強く引っ張った。今後6カ月の事業の見通しに関する指数(期待指数)は前月の100.6から100.9へとやや上昇し14カ月連続で改善しており、Ifoのハンスヴェルナー・ジン所長は「経済の回復は冬が終わった後も続く」との見方を示した。

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事業の現状判断に関する指数は前月の91.2から89.8に落ち込んだ。積雪が相次ぎ路面が広い範囲で長期間、凍結したことで消費者が外出を抑制。その直撃を受けた小売業で現状判断が大幅に悪化した。卸売業と製造業は現状判断が悪化したものの、今後の見通しは改善している。建設業は現状判断と今後の見通しがともに改善した。建設活動は寒波の影響で滞っているものの、1月に比べると寒さがやや緩んだため現状判断が好転したもようだ。

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