空港に着陸しようとしたら管制塔から応答がなく、やむなく別の空港に向かった――。そんな漫画のような話がドイツで起きていたことがこのほど明らかになった。
\この出来事が起きたのは7日。ロンドン空港からライプチヒ・アルテンブルクに向かっていたライアンエアのパイロットが着陸許可を求めたところまったく応答がなかった。
\何かの具合で無線に支障が出たわけではない。管制塔に職員が1人もいなかったのである。
\パイロットのアナウンスで事情を知った乗客の1人はケムニッツの地方紙『フライエ・プレッセ』に対し「最初は耳を疑った」と述べた。
\どうしてこんなことが起きたのか。同空港の管制塔業務を担当する公営企業タワー・カンパニーは「勤務表に不明確な点があったため」と説明したうえで、この「前代未聞の出来事」の原因をさらに調査すると強調した。
\この便は結局、乗客180人を乗せたままベルリン・シェーネフェルト空港に進路を変え、乗客をそこからバスでライプチヒ・アルテンベルク空港に運んだという。
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