ドイツデザインカウンシルなどがドイツブランド協会の加盟企業を対象に実施したアンケート調査で、製品のデザインが企業のブランド価値に重要な役割を果たすとの回答が全体の95.1%を占めた。デザインが「市場導入期に認知度を引き上げる重要な要素」との回答は95%、「パッケージデザインがブランド管理の上で重要」も93.9%に上った。
\ドイツデザインカウンシルとドイツブランド協会、広告代理店Scholz & Friendsの3者は昨年末から今年初めにかけて、ドイツブランド協会の加盟企業400社に対しオンラインアンケートへの参加を依頼。この4分の1にあたる約100社から回答を得た。
\「デザインが製品の売り上げを大きく左右しているか」の質問では「当てはまる」「やや当てはまる」との回答が合わせて86.4%に上った。「デザインを変えることで価格設定の余地が生まれるか」との質問では、84%が「そう思う」と回答。特にメーカーによる品質の差がほとんどない業界でこの傾向が強かった。
\ブランドイメージを具現化する手段としてもデザインは重要な役割を果たしており、「顧客に対してブランドイメージをアピール」ためにデザインを利用している企業は94%に上った。「競合に対してアピールしている」は98%とさらに多い。
\