Ifo経済研究所が4月29日発表した銀行融資に関する同月の企業アンケート調査によると、「融資が抑制的だ」とする回答は前月の38.7%から36.1%へと減少した。4カ月連続の改善で、Ifoのハンスヴェルナー・ジン所長は「ドイツの企業は現在、銀行融資をこれまでよりもやや受けやすくなっている」との見方を示した。4月の数値はリーマンショック直後の2008年11月の水準まで回復している。
\融資が抑制的だとする回答は調査対象のすべての業界で減少、特に小売業では前月から3.8ポイント減の31.2%と大幅に後退した。建設業は1.1ポイント減の43.5%。製造業では大企業が0.9ポイント減の43.4%、中企業が3.2ポイント減の34.6、小企業が1.1ポイント減の38.5%となっている。
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