連邦経済省が6日発表した2010年3月のドイツ製造業受注高は季節調整後の実質で前月比5.0%増となった。国内が5.4%増、国外も4.7%増と大幅に拡大したほか、対象となる中間財、投資財、消費財の3部門すべてで3~6%台の伸びを示しており、同省は「受注は広い範囲で活発化してきた」との見方を示した。
\増加幅が最も大きかったのは消費財で、伸び率は6.2%に達した。国外が7.0%増加、特にユーロ圏外からの受注は8.4%の伸びを記録した。
\投資財も6.0%増と力強く拡大した。ここではこれまで低迷していたユーロ加盟国からの受注の伸び率が16.2%と突出しており、ユーロ圏の景気回復への期待が高まりそうだ。
\中間財の増加幅は3.6%。国内が5.5%増と大きく伸び、国外も1.5%増えた。
\前年同月比の受注変動率は製造業全体がプラス26.1%(営業日数調整値)となった。国外が29.1%増、国内も22.7%増と大幅に拡大している。部門別でもすべて増加しており、伸び率は中間財で35.1%、投資財で23.0%、消費財で8.9%に達した。
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