ドイツ工作機械工業会（VDW）は18日、今年1-3月期の新規受注高が前年同期比で43％拡大したと発表した。国内受注は25％増加、国外は54％の大幅増となった。特にサービスと交換部品が好調だったという。また、4月の工場稼働率は1月の67.6％から71.6％へと上昇。2月の受注残高も昨年10月の5.6カ月から6.6カ月へと拡大した。
\ただ、VDWのシェーファー事務局長は1-3月期の高い成長率が今後も持続するかはまだ分からないと発言。工作機械メーカーと顧客双方の資金繰りを懸念材料に挙げた。
\受注増が売り上げに反映されるのは汎用機械で約3カ月後、特別仕様の機械では2年先となる。このためVDWは2010年通期の生産高が前年比12％減となり、前年に引き続き縮小すると予想している。
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