自動車大手の独Daimler(シュツットガルト)と中国の電気自動車(EV)メーカー比亜迪汽車(BYD)は5月27日、中国市場向けのEVを共同開発することで最終合意した。BDYの本社所在地・深センに折半出資の合弁会社Shenzhen BYD Daimler New Technology Co. Ltd.を設立、同合弁で開発したモデルを2013年から販売する予定だ。新会社には両社合わせて約7,100万ユーロを投じる。
\DaimlerとBYDは今回の案件について3月に基本合意、すでに専門グループを設置し開発に取りかかっている。Daimlerは設計や安全に関する技術、BYDはバッテリーに関するノウハウを持ち寄る。
\市場調査大手J.D. Powerによると、中国は今後5年で、世界で販売されるEVの25%を占める主力市場となる見通し。DaimlerとBYDは合弁会社で開発するモデルを新たなブランドを立ち上げて販売し、現地市場を開拓していく。同ブランド車を欧州市場に投入する計画はないという。
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