独Bayerの農業科学子会社Bayer CropScience(モンハイム・アム・ライン)は5月27日、サトウキビの新種開発に向けブラジルのさとうきび技術研究センター(CTC、Centro de Tecnologia Canavieira)と包括提携したと発表した。砂糖含有量の高い新種を遺伝子組み換え(GM)技術を用いて開発、2015年の栽培許可を目指す。
\ブラジルではサトウキビからエタノールが大量に生産され、自動車燃料として用いられている。エタノールの生産量はサトウキビに含まれる糖分の量に比例するため、糖度の高い品種のニーズは高い。
\Bayer CropScienceはCTCが持つ商業栽培用の品種に遺伝子操作を加え、砂糖含有量が在来種より30~40%多い品種を開発する意向だ。
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