連邦統計局が9日発表した2010年4月の独製造業売上は物価・季節要因・営業日数調整後の実質で前月比1.2%増(暫定値)となり、2カ月連続で拡大した。国外売上が3.5%増加、特にユーロ圏は3.9%増と伸び率が大きかった。ユーロ圏外は3.1%増、国内は0.6%減だった。
\部門別では電機設備の増加幅が最も大きく、6.4%増えた。これにコンピューター・電子・光学機器(4.5%増)、金属製品(3.7%増)が続く。機械は2.1%減少し、化学も0.3%落ち込んだ。昨年堅調を保った食料品・飼料は3.9%減と下落幅が大きかった。イースター休暇が月の初めに当たったため、食料品の需要が3月に前倒しされたことが響いたとみられる。
\小売売上は前年同月比では実質(物価・営業日数調整値)13.2%増加した。国外が22.2%増(内訳:ユーロ圏14.7%増、ユーロ圏外29.2%増)、国内が6.4%増だった。
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