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2010/6/16

経済産業情報

レーザー機械業界、09年受注は4割減

この記事の要約

ドイツ機械工業連盟(VDMA)のレーザー機械・レーザーシステム部会が8日発表した2009年のレーザー機械受注高は前年比47%減の3億8,530万ユーロと激減した。景気悪化による顧客企業の投資凍結が響いた。ただ、09年10 […]

ドイツ機械工業連盟(VDMA)のレーザー機械・レーザーシステム部会が8日発表した2009年のレーザー機械受注高は前年比47%減の3億8,530万ユーロと激減した。景気悪化による顧客企業の投資凍結が響いた。ただ、09年10月以降は受注が急速に上向いており、12月単月の新規受注は前年同月比で2ケタ台の増加を記録。需要の回復が続いている。

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09年受注の地域別内訳は国内が54.4%減の9,750万ユーロ、国外が44.2%減の2億8,770万ユーロで、国内の落ち込みが目立つ。生産高は50.5%減の2億3,500万ユーロだった。

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レーザー機械の主力である材料加工レーザーの受注高は40%減の2億3,130万ユーロだった。国外受注が23.9%減の1億1,220万ユーロと減少幅が比較的の小さかったにの対し、国内は49.9%減1億1,910万ユーロと大きく後退した。

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輸出高は48.4%減の2億5,830万ユーロで、生産高に占める輸出の割合は前年より2ポイント増の71%に拡大した。レーザー機械関連サービス(付属・交換部品、保守管理など)も同様に大きな打撃を受けており、売上高は50.5%減の5億4,100万ユーロに半減した。

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