電動バイクの実用試験プロジェクトが4日、シュツットガルトでスタートした。エネルギー大手EnBWが実施するもので、地元の電動バイクメーカーID Bikeが開発・製造した「ELMOTO」500台を投入し、1年をかけてデータ収集やインフラ整備を進める。プロジェクト初日には300台のELMOTOが市内をパレード走行した。
\ELMOTOの重量は13キログラム(kg)のリチウムイオンと合わせて45kgで、出力は1.7(最大2.0)キロワット、最高時速は45キロメートル。充電時間は6時間で、フル充電時の航続距離は最大60キロとなっている。充電は家庭用コンセントのほか市中の充電スタンドでも可能。『フランクフルター・アルゲマイネ』紙によると、EnBWは再生可能エネルギーによるエコ電力を供給する充電スタンドを、現在の14カ所から250カ所に増やす計画だ。
\ELMOTOの運転には原付免許(Mクラス)あるいは普通免許(Bクラス)が必要となる。500台のテスト車両に対し3,000人の市民から応募があったが、スクーター型でなく普通二輪車のようなデザインであることを反映してか、テストドライバーは女性100人に対し男性400人と、圧倒的に男性が多い。
\今回のプロジェクトは連邦交通建設省(BMVBS)が実施するエレクトロモビリティー支援プログラムの一環で、電動バイクを対象にしたプロジェクトとしては国内最大規模という。
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