ベアリング大手の独Schaeffler(ヘアツォーゲンアウラハ)は19日、今後数年間でアジアに約3億ユーロを投資すると発表した。現地需要の急速な拡大と顧客ニーズに対応するのが狙いで、生産能力と研究開発拠点を強化。グループ売上に占めるアジア事業の割合を2012年までに現在の22%から25%超へと引き上げる。
\投資資金は中国、インド、韓国、ベトナムにある計11工場の拡張のほか、中国とインドに新設する3工場に投じる。中国の新工場は2つで、1つはベアリング、もう1つはエンジン・駆動装置部品を生産する。新工場の建設は2012年の終了を見込む。
\開発拠点の拡張は規模の大きい中国、韓国のほか、インドと日本でも行う。同社は自動車部品大手Continentalを買収したことで巨額の債務を背負ったが、投資資金はすべて手持ちのキャッシュフローから捻出するとしている。
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