電機大手の独Siemens(ミュンヘン)がロシア事業を加速させる。15日付のプレス発表によると、同社はロシア国鉄(RZD)からローカル線向け車両1,200台を受注。さらにロシア国内22カ所の操車場近代化や、風力タービンの現地生産にも乗り出す。契約総額は数十億ユーロに達する見込みだ。
\受注したのはローカル線車両「Desiro」で、SiemensはRZDの子会社 Aeroexpressと共同で車両生産の合弁会社をロシアに設立。2012年から生産を開始し、10年間で1,200両(240台)をRZDに納入する。契約規模は推定22億ユーロ。
\操車場の近代化ではロシア国鉄および全ロシア鉄道研究所と合弁会社を設立する。また風力事業では国営商社Rostechnologii、水力発電最大手RusHydroと合弁を設立して風力タービンを現地生産。2015年までにロシア国内で設置予定の計1,250メガワット相当を納入する。
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