エネルギー大手の独RWEは19日、採掘子会社のRWE Dea(ハンブルク)が英BPと共同でエジプトの海底ガス田を共同開発すると発表した。2014年にも採掘を開始する。投資規模は両社合わせて90億ドルで、RWE Deaはその40%に当たる36億ドルを分担する。RWE Deaの投資額は同社としては過去最高。
\ガス田は合わせて2つ(「North Alexandria」と「West Mediterranean Deep Water」)あり、ともにナイルデルタ西部沖合40キロメートルの海域に位置する。RWE Deaが獲得した埋蔵量は500億立方メートルで、同社は2015年から約20年間かけて採掘する予定。
\RWE Deaはエジプトで1974年から石油、天然ガスの採掘を行っており、現在は陸上と海洋の計13カ所で活動している。エジプト以外ではノルウェー海、バレンツ海、旧ソ連諸国などで採掘を進めており、2015年までにガス・石油採掘量を倍増させる計画だ。
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