自動車部品メーカーの独Boysen(アルテンシュタイク)が来年から、商用車向け排ガス処理システム事業に参入する。これまでは乗用車向け排ガス処理システムに特化してきたが、乗用車向けは将来的に市場が縮小すると判断。新事業を立ち上げ、将来の成長を確保する。『フランクフルター・アルゲマイネ』紙が9日報じた。
\乗用車向け市場の縮小を予想するのは、エンジンのダウンサイジングが時代の流れとなっているためだ。同社は長期的に排ガス処理システム以外の分野にも進出する考えで、現在さまざまな可能性を模索している。
\Boysenの売上高は昨年6億3,400万ユーロで、前年から1.7%減少した。今年は米国、中国など国外事業が好調で、通期で7億ユーロを超える見通し。両国では生産能力の拡大に向け総額1,500万ユーロの投資を実施する意向という。
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