化学大手のHenkel(デュッセルドルフ)が4日発表した2010年4-6月期(第2四半期)決算は、最終利益が前年同期比87%増の2億8,000万ユーロに拡大し、2期連続で大幅増益となった。経済危機の影響を強く受けた接着剤事業の回復が収益を押し上げた。
\売上高は12%増の38億9,000万ユーロ、営業利益(EBIT)は51%増の4億2,100万ユーロ。接着剤事業のEBITは2億2,200万ユーロと2倍以上に拡大した。
\1-6月期ではEBITが前年同期比70%増の8億4,300万ユーロに拡大。最終利益は5億4,600万ユーロに倍増した。
\Henkelは上半期の大幅な増収増益を受け、2010年通期の業績予想を上方修正した。これまで「前年比15%以上」としていたEBIT成長率を「25%以上」に引き上げた。
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