ドイツ連邦統計局が18日発表した2011年1月の生産者物価指数は前年同月比の上げ幅が5.7%となり、前月の同5.3%から0.4ポイント拡大した。上昇率は2008年10月以来の高さ。エネルギーが9.3%上昇し全体を強く押し上げた格好で、エネルギーを除いたコアの上げ幅は4.0%だった。生産者物価は前月比でも1.2%上がっている。
\石油製品は前年同月比の上昇率が16.2%(前月比3.2%)に達した。製品別の内訳は液化ガスが45.8%(同4.6%)、灯油が30.7%(5.7%)、軽油が15.7%(2.7%)、ガソリンが9.2%(1.8%)。天然ガスは12.3%(1.2%)、電力は5.9%(3.1%)だった。
\中間財は7.6%上昇した(前月比1.2%)。上げ幅が特に大きかったのは穀物で52.3%(同7.7%)に達している。飼料と金属もそれぞれ37.6%(5.4%)、20.5%(2.0%)の幅で上がった。
\消費財は前年同月比が2.8%、前月比が0.2%上昇した。食料品はそれぞれ5.3%、0.3%高くなっている。耐久消費財は前年同月比プラス1.1%、投資財は同プラス1.0%だった。
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