電気通信大手のDeutsche Telekom(ボン)がスマートグリッドの分野で電力大手の独Eonと提携する。5月30日付『ハンデルスブラット』紙が報じ、Deutsche Telekomの広報担当者が追認した。
\Deutsche Telekomはスマートメーターと、Eonが提供する電力商品を自社のショップで販売。メーターの取り付け業務も引き受ける。顧客は自宅の電力消費データの提供を受け、インターネットやスマートフォンを通して家電の利用時間を電力需要が少なく料金の低い夜間などに設定できる。
\両社の提携は当初6カ月に期間を限定。取扱店もDeutsche Telekomがバイエルンとニーダーザクセンの2州に持つ計50のショップに制限する。Eonは電力をすべて水力発電で供給する。
\Deutsche Telekomは主力の固定網・移動通信サービス事業が低迷している。このため、スマートグリッドや高度交通システム(ITS)、医療サービスのネット化など新規事業の開拓を強化中だ。
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