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2011/6/1

企業情報

Nestle S.A.―Nespressoの育児ミルクバージョンを投入―

この記事の要約

食品大手のNestle(スイス・ヴェヴェイ)は5月25日、同社独自のエスプレッソ・コーヒーメーカー「Nespresso」の乳児用ミルクバージョン「BabyNes」を発表した。当面はスイスでのみ販売。販売チャンネルはベビー […]

食品大手のNestle(スイス・ヴェヴェイ)は5月25日、同社独自のエスプレッソ・コーヒーメーカー「Nespresso」の乳児用ミルクバージョン「BabyNes」を発表した。当面はスイスでのみ販売。販売チャンネルはベビー用品専門店、薬局、電話・インターネットに限定し、Nespresso同様にライフスタイル商品としての性格を前面に押し出す。

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Nespressoはコーヒー1杯分を個別包装したカプセルを専用機で抽出するシステムで、本格的な味が手軽に楽しめるとして人気を博している。

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BabyNesのミルクカプセルには気密パックされた粉ミルクが入っており、乳児の月齢にあわせて6種類(1カ月、2カ月、3~6カ月、7~12カ月、13~24カ月、25~36カ月)が用意されている。カプセルには特殊な消毒フィルターが付いており、水中の雑菌を取り除く。

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マシンはカプセルを差し込むと種類を認識し、水量を自動調整する。湯の温度はボタンを押すだけで自由に設定でき、スイッチを押すと30秒ほどでミルクが出来上がる。また、本体は360度回転するため、子供を抱き上げた格好で動きがとりにくい場合でも向きを変えて簡単に操作できる。哺乳瓶は市販のメーカー品をそのまま使用できる。メーカーによってデザインや容量が異なることに配慮し、置く部分の高さを調整できるようになっている。

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ミルクの価格は26カプセル入り1ケースで49スイスフランから。マシンは249フラン。

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