機械大手の独Duerr(ビーティヒハイム・ビッシンゲン)は5月31日、エンジニアリング企業の独Cyplan(インゲルハイム)に50%出資することで合意したと発表した。Cyplanは排熱を利用して発電する有機流体ランキンサイクル(ORC)設備の開発を手がけており、Duerrは同社をグループ企業化し、エネルギー効率化事業を強化する。
\Cyplanは2007年設立のスタートアップ企業で、同社が開発したORC設備は年内にも初めて顧客企業の工場に設置される予定だ。今後は社名をDuerr Cyplanへと変更。開発力と市場開拓力を強化していく。
\Duerrは主力の塗装設備のほか、排ガス浄化システムも手がける。今後は自社の排ガス浄化システムにCyplanのORC技術を組み込み競争力を高める意向だ。エネルギー効率化の分野では新たな買収も検討する。
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