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2011/6/8

経済産業情報

乗用車新車登録、5月は22%増に

この記事の要約

ドイツ連邦陸運局(KBA)が3日発表した2011年5月の国内乗用車新車登録台数は30万4,543台となり、前年同月比で22.0%増加した。大型車が69.0%増、オフロード車と大型バンもそれぞれ53.2%増、50.2%増と […]

ドイツ連邦陸運局(KBA)が3日発表した2011年5月の国内乗用車新車登録台数は30万4,543台となり、前年同月比で22.0%増加した。大型車が69.0%増、オフロード車と大型バンもそれぞれ53.2%増、50.2%増と好調で全体をけん引した。電気自動車とハイブリッド車の新車登録はそれぞれ240台、890台。新車の走行1キロメートル当たりの二酸化炭素排出量は平均147.4グラムだった。新車に占めるマイカーの割合は42.2%、ディーゼル車の割合は47.2%。

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ブランド別ではシボレーとアルファロメオが3ケタ台の伸びを記録し、それぞれ135.8%増の3,421台、113.3%増の1,030台に達した。三菱(72.5%増の2,815台)、日産/インフィニティ(61.4%増の5,954台)、ボルボ(56.8%増の3,034台)も増加幅が50%を超えている。シュコダは登録台数が29.7%増の1万4,201台に拡大し、輸入車トップとなった。

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ドイツ車はメルセデスが0.1%減の2万6,755台へと落ち込んだほかはすべて2ケタ成長を確保した。各ブランドの実績はポルシェが44.5%増の1,860台、オペルが36.1%増の2万5,883台、BMW/Miniが27.6%増の2万9,346台、フォードが27.6%増の2万1,338台、フォルクスワーゲン(VW)が25.0%増の6万7,613台、アウディが23.8%増の2万4,055台、スマートが15.6%増の3,178台。

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三菱と日産以外の日本車はスズキ(26.2%増の2,892台)とトヨタ/レクサス(11.9%増の5,933台)が増加、ホンダ(37.7%減の1,740台)、スバル(27.6%減の380台)、マツダ(19.9%減の3,375台)、ダイハツ(2.5%減の392台)は振るわなかった。韓国車は現代が22.2%増の7,853台で、起亜も21.1%増の3,639台と好調だった。

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一方、ドイツ自動車工業会(VDA)が同日発表した5月の国内乗用車生産台数は56万3,300台で、前年同月を20%上回った。輸出は16%増の42万1,700台。1~5月の累計は国内生産が9%増の253万4,600台、輸出が11%増の195万3,900台だった。

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