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2011/6/15

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Schlecker―イメージ改善に向け店舗改装―

この記事の要約

ドラッグストア独最大手のSchlecker(エーインゲン)が店舗の改装に乗り出した。3年連続で赤字を計上したことを反省。内装を改め店舗のイメージを改善することで、業績を回復させる狙いだ。創業者アントン・シュレッカー社長の […]

ドラッグストア独最大手のSchlecker(エーインゲン)が店舗の改装に乗り出した。3年連続で赤字を計上したことを反省。内装を改め店舗のイメージを改善することで、業績を回復させる狙いだ。創業者アントン・シュレッカー社長の息子ラール・シュレッカー氏が日曜版『フランクフルター・アルゲマイネ(FAS)』紙に対し明らかにした。

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同社は店舗数で競合を圧倒しているものの、店舗当たりの売り上げは小さい。店内が窮屈でみすぼらしいうえ、商品がどこにあるかも分かりにくいなどの事情が背景にある。経営陣はこれを受け、◇通路を広くする◇商品配列を工夫する◇絵文字で商品の置き場を案内する――などの改装措置を年初からこれまでに60店舗で実施した。

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同措置をほどこした店舗は売り上げが20~30%増えたといい、同社は年末までにさらに250~400店舗を改装する予定だ。来年以降は年1,500店舗を改装していく。これに伴い国内にある計8,300店のうち500~800店を閉鎖する。

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Schleckerの企業イメージはビデオカメラを通した従業員の監視や低賃金がメディアで大々的に報道されたことを通しても大幅に悪化した。ラール・シュレッカー氏によると、同社はこの面でも改善に取り組んでいるという。

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