ドイツ連邦雇用庁(BA)が6月30日発表した同月の失業者数は前月から6万7,000人減って289万3,000人となり、290万人を下回った。景気回復を背景に雇用情勢は改善が続いており、失業率は同0.1ポイント減の6.9%へと低下。7%を切った。BAのフランク・ユルゲン・ヴェイゼ長官は「労働力の需要は依然として旺盛だ」と明言した。
\ドイツでは求人が拡大する一方で、生産年齢人口は減少が続いている。このため労働力不足は深刻化し始めており、BAの求人指数(BA-X)は前月から3ポイント増の168へと上昇した。特に技術者と医師の不足が目立つという。
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