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2011/7/6

企業情報

―中国宅配市場から撤退―

この記事の要約

物流大手のDeutsche Post(ボン)が中国の合弁会社DHL-Sinotrans Internationalの資本を現地競合のUni-topに売却した。同合弁の共同出資者であるSinotrans Air Trans […]

物流大手のDeutsche Post(ボン)が中国の合弁会社DHL-Sinotrans Internationalの資本を現地競合のUni-topに売却した。同合弁の共同出資者であるSinotrans Air Transportation Developmentが6月末に明らかにし、Deutsche Postが追認した。DHLは今回の取引より中国国内の宅配事業から全面撤退した。

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中国の宅配市場では激しい価格競争が繰り広げられており、DHL-Sinotransは2010年に1,500万ドルの赤字を計上した。今後も改善の見通しが立たないため、DHLは同合弁から撤退した。

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中国発着の国際宅配事業は今後も継続する方針で、上海浦東国際空港には約1億7,600万ドルを投じて積み替えセンターを設置する。2012年から稼働させる予定だ。

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