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2011/7/13

企業情報

―資源大手Lynasと合弁、磁石原料のネオジム確保へ―

この記事の要約

電機大手の独Siemens(ミュンヘン)は7日、永久磁石の合弁生産会社を設立することで資源大手の豪Lynasと基本合意したと発表した。永久磁石の原料である希土類のネジオムを長期的に確保することが狙い。ネジオムの生産は現在 […]

電機大手の独Siemens(ミュンヘン)は7日、永久磁石の合弁生産会社を設立することで資源大手の豪Lynasと基本合意したと発表した。永久磁石の原料である希土類のネジオムを長期的に確保することが狙い。ネジオムの生産は現在、希土類の輸出を制限する中国がほぼ独占しており、Siemensの駆動装置部門のラルフミヒャエル・フランケ最高経営責任者(CEO)は同合弁の戦略的な意義を強調した。

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合弁会社にはSiemensが55%、Lynasが45%を出資する。ネオジムを含んだ鉱石をLynasが長期供給、同合弁で風力発電機用の永久磁石に加工する。鉱石はLynasがマレーシアで開発中の鉱山で採掘する。

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