スイスに本社を置くチョコレート大手のBarry Callebaut(チューリヒ)は11日、欧州の一般消費者向け事業を統括する独子会社Stollwerckグループをベルギーの同業Baronieグループに売却すると発表した。液体チョコレートと半製品に経営資源を集中する戦略の一環で、取引には液体チョコレートを年2万5,000トンBoaronieに長期供給することも含まれる。成約額は非公開。
\Stollwerckは1839年創業の老舗チョコレートメーカーで、2002年にBarry Callebautの傘下に入った。「Sarotti」「Alprose」「Alpia」などのブランドを展開する。年商規模は約5億ユーロ、従業員数は1,700人。Baronieは Stollwerckがドイツ、ベルギー、スイスで運営する計5工場も譲り受ける。
\Barry Callebautは収益力の低い欧州の一般消費者向け事業から撤退する方針を09年に打ち出し、売却先を模索してきた。
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