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2011/7/13

経済産業情報

IFAベルリンショーが今年も記録更新見通し

この記事の要約

世界最大のコンシューマー・エレクトロニクス展IFAベルリンショー(開催日9月2~7日)は今年、過去最高だった前回の規模をさらに上回る見通しだ。IFA会場のベルリン見本市社は5日、会場本館の展示スペースが開催2カ月前の現在 […]

世界最大のコンシューマー・エレクトロニクス展IFAベルリンショー(開催日9月2~7日)は今年、過去最高だった前回の規模をさらに上回る見通しだ。IFA会場のベルリン見本市社は5日、会場本館の展示スペースが開催2カ月前の現在、全て予約でふさがったと発表。さらに参加申し込みが続けば仮設展示場の設営が必要になると嬉しい悲鳴をあげた。

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IFAは50回目の節目となった前回、出展者数が23%増の1,423社、展示面積も11%増の13万4,400平方メートルとなり過去最高を記録。屋内展示場で収容しきれなかったため、屋外に仮設ホールを増設した。

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今年のIFAでは「テレビとインターネットの融合」「高精細テレビ(HDTV)」「3Dテレビ」「タブレットPC」「アプリ」「スマートフォン」「固定とモバイルのネットワーク統合」などに関心が集まっている。

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コンシューマー・エレクトロニクス業界は成長が続いているものの、激しい価格競争にさらされている。IFA統括役を務めるイェンス・ハイトヘッカー氏は『フランクフルター・アルゲマイネ』紙に対し、「2010年のサッカー・ワールドカップ以降、特にテレビ・パソコンメーカーが低価格競争の激化で苦境に立たされている。景気回復にもかかわらず消費者は購入に慎重で、業界の苦戦はしばらく続く」との見方を示した。

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