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2011/7/27

企業情報

Julius Baer Gruppe AG―罰金とフラン高響く、中間期25%減益に―

この記事の要約

スイスのプライベートバンク大手Julius Baer(チューリヒ)が22日発表した2011年6月中間期決算の最終利益は1億9,630万スイスフランとなり、前年同期から24.8%減少した。脱税ほう助に伴うドイツへの罰金支払 […]

スイスのプライベートバンク大手Julius Baer(チューリヒ)が22日発表した2011年6月中間期決算の最終利益は1億9,630万スイスフランとなり、前年同期から24.8%減少した。脱税ほう助に伴うドイツへの罰金支払いのほか、スイスフラン高も響いた格好で、同行は2012年までにコストインカムレシオ(経費率)で60~64%を達成するとした中期目標の実現が困難になったとの見方を示した。

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ドイツの税務当局は昨年、スイスの銀行を利用して脱税してきた納税者の情報を買い取り、捜査を開始。Julius Baerも捜査の対象となったため、同行は司法取引で5,000万フランを支払い、捜査の打ち切りを買い取った。

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同行は主に国外通貨で投資を行う。その一方で、経費の大半はスイスフランで発生するため、スイスフラン高は大きな打撃となっており、6月中間期のコストインカムレシオは前年同期の63.4%から67.6%へと悪化した。6月末時点の運用資産高も2010年末の1,697億フランから1,656億フランへと目減りしている。

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