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2011/8/24

総合 - ドイツ経済ニュース

独船舶に民間警備要員同乗、与党が法改正を検討

この記事の要約

ドイツ国籍の船舶に民間警備要員の同乗を認める方向で政府与党が法改正を行う方向だ。ソマリア沖の海賊問題に対処する狙い。与党キリスト教社会同盟(CSU)のハンスペーター・ウール連邦議会議員(治安問題担当)が『ノイエ・オスナブ […]

ドイツ国籍の船舶に民間警備要員の同乗を認める方向で政府与党が法改正を行う方向だ。ソマリア沖の海賊問題に対処する狙い。与党キリスト教社会同盟(CSU)のハンスペーター・ウール連邦議会議員(治安問題担当)が『ノイエ・オスナブリュッカー・ツァイトゥング』紙に明らかにした。

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ソマリア沖では海賊の襲撃にあう確率が高いため、欧州連合(EU)はすでに同海域に海軍を派遣し保安維持に努めている。ただ、それでも船舶が海賊に襲撃される事件は後を絶たず、ドイツの海運業界は国防軍ないし警察が船舶に同乗することを以前から要求していた。

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だが、国防軍をドイツ国籍の船舶に搭乗させることは軍の治安出動を禁止する憲法(基本法)の規定に抵触。警察官の同乗も人手不足で実現できないのが現状だ。

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政府与党はこうした事情を踏まえ、民間警備要員の同乗を認めることを検討してきた。ウール議員によると、夏季休会明けにも法案が上程される見通し。

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