連邦統計局が18日発表した出生統計によると、ドイツの2010年の出生率は前年を0.3ポイント上回る1.39に達し、東西ドイツが統一した1990年(1.45)に次ぐ高い数値となった(グラフ参照)。第2子、第3子を産む女性が増えたことが反映された。ただ、欧州域内では依然として最も出生率の低いグループに属しており、少子化に大きな歯止めはかかっていない(表参照)。
\10年の出生数は67万8,000人で、前年より1万3,000人の増加。一方、15~49歳女子人口は1,870万人から1,840万人に減少した。
\地域別の出生率は旧西ドイツ地域が1.39(0.4ポイント増)、旧東ドイツ地域が1.46(0.6ポイント増)で、ともに上昇した。
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