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2011/8/24

企業情報

Schuler AG―2013年末までフル稼働に―

この記事の要約

プレス機大手の独Schuler(ゲッピンゲン)の業績が好調だ。景気回復を受けて受注が急増、現在抱える受注をこなすだけで2013年末までかかるという。同社のシュテファン・クレーベルト社長が『フランクフルター・アルゲマイネ』 […]

プレス機大手の独Schuler(ゲッピンゲン)の業績が好調だ。景気回復を受けて受注が急増、現在抱える受注をこなすだけで2013年末までかかるという。同社のシュテファン・クレーベルト社長が『フランクフルター・アルゲマイネ』紙に対し明らかにした。

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プレス機は発注元企業の工場に同社の専門家が赴いて設置する。設置に要する時間は数週~数カ月に及ぶため、受注が大量に舞い込むと納期が長くなる。特に自動車製造に用いるサーボプレスの需要が多いという。

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Schulerが18日発表した2011年4-6月期(第3四半期)決算の売上高は6億5,920万ユーロで、前年同期の4億4,710万ユーロから47%増加、営業利益(EBITDAベース)は同1,190万ユーロから約5倍の5,740万ユーロへと急増した。税引き前損益は2,810万ユーロの赤字から1,730万ユーロの黒字へと転換している。6月末時点の受注残高は1年前の5億5,180万ユーロから11億ユーロへと倍増した。

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好業績を受け同社は2011年9月通期の売上高を従来予測の9億ユーロから9億3,000万ユーロへと上方修正した。2010年9月期の実績は6億5,000万ユーロにとどまっており、今期は43%増加する見通しだ。

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