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2011/8/24

企業情報

BASF SE―アクリル酸工場をブラジルに建設―

この記事の要約

化学大手の独BASF(ルートヴィヒスハーフェン)は19日、ブラジル東部のバイーア州カマカリにアクリル酸の総合生産施設を建設すると発表した。同社が南米にアクリル酸工場を設置するのは今回が初めて。アクリル酸を原料とする高分子 […]

化学大手の独BASF(ルートヴィヒスハーフェン)は19日、ブラジル東部のバイーア州カマカリにアクリル酸の総合生産施設を建設すると発表した。同社が南米にアクリル酸工場を設置するのは今回が初めて。アクリル酸を原料とする高分子吸収材やアクリル樹脂などの需要が現地で高まっていることに対応する狙いで、サンパウロにある既存工場にはアクリル酸2-エチルヘキシルの生産施設を新設する。

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カマカリ工場は年内に着工し、2014年から操業を開始する。投資規模は5億ユーロ強で、同社の南米投資では過去最大。原料のプロピレンは戦略提携するブラジルの石化大手Braskemから供給を受ける。直接雇用230人、間接雇用600人を見込む。

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サンパウロ工場内に新設するアクリル酸2-エチルヘキシルの製造施設は2015年に稼働。原料のアクリル酸はカマカリ工場が供給する。

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