ドイツ機械工業連盟(VDMA)が25日発表した同業界の輸出入統計によると、2011年上半期の輸出高は前年同期比18.2%増の689億ユーロと大きく拡大した。中国のほか、ロシア、トルコ向けが急増。米国向けも平均を上回る伸びとなった。(表を参照)
\中国向けは41.5%増の93億2,450億ユーロへと拡大した。輸出総額に占める割合は13.5%で、2位の米国(8.2%)を大きく引き離している。ロシア向けはここにきて勢いが戻っており40.1%増加、イタリアを抜いて輸出額4位に浮上した。トルコ向けは36.1%増の17億4,650万ユーロで、11位となっている。
\輸入額も24.6%増の268億ユーロと大きく拡大した。輸入先国では日本が震災被害にもかかわらず46.6%増の20億5,310万ユーロと大幅に拡大し、5位に付けている。中国は31.7%増の17億9,970万ユーロで6位。トップ3はイタリア、スイス、米国が占めた。
\一方、2011年6月の輸出高は119億ユーロで、4.9%の伸びにとどまった。世界経済の減速が反映された格好で、輸入額も9.6%増の47億ユーロと増加幅が縮小している。
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