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2011/8/31

経済産業情報

再生エネ発電比率20%超える

この記事の要約

独エネルギー水道産業連合会(BDEW)は29日、2011年上半期の再生可能エネルギー発電量(暫定値)が573億キロワット時(kWh)となり、前年同期の504億kWhから13.7%増加したと発表した。太陽光発電が急増し全体 […]

独エネルギー水道産業連合会(BDEW)は29日、2011年上半期の再生可能エネルギー発電量(暫定値)が573億キロワット時(kWh)となり、前年同期の504億kWhから13.7%増加したと発表した。太陽光発電が急増し全体をけん引。国内消費に占める再生エネ発電の割合(以下、消費シェア)は18.3%から20.8%へと上昇し、初めて20%を突破した。

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太陽光発電は55億kWhから97億 kWhへと76.4%増加。消費シェアは2.0%から3.5%に上昇し、再生エネで3位に浮上した。太陽電池の設置が大幅に増えたほか、春に晴天が多かったことが背景にある。

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発電量が最も多いのはこれまで同様、風力で、前年同期比13.1%増の207億kWhに拡大した。消費シェアは横ばいの7.5%。2位はバイオマスで、発電量は4.1%増の154億kWh、消費シェアは0.2ポイント減の5.4%だった。水力は悪天候の関係で発電量が6.1%減の92億kWhに減少し、消費シェアも3.6%から3.3%に落ち込んだ。

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