ドイツ連邦統計局が1日発表した連邦、州、市町村、社会保険機関の2011年上半期の財政赤字は計72億ユーロとなり、国内総生産（GDP）に対する割合は前の期（2010年下半期）の5.4％から大幅に低下した。好景気を背景に税収や保険料収入が6.0％増加したほか、支出も0.3％の小幅増にとどまったことが大きい。
\ユーロ加盟国には単年度財政赤字の対GDP比率を3.0％以下に抑えることが義務づけられている。ドイツは昨年、同比率が3.3％となり、4年ぶりに違反した。政府は年初の予測で、今年は2.5％に低下するとの見方を発表したが、実際の数値はさらに小さくなる見通しだ。
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