欧州諸国の財政危機や世界経済の減速にもかかわらず、半導体大手Infineon(ミュンヘン)の業績が好調だ。同社のペーター・バウアー社長は4日付『フランクフルター・アルゲマイネ』紙掲載のインタビューで「わが社の製品には世界的な需要がある」と発言。民生家電やパソコンなど消費者に近い分野の顧客企業の間に慎重な姿勢が出ているものの、同社の在庫はなお少なく、全体として問題は起きていないとの見方を示した。
\その一方で、Infineonも景気循環の影響を免れ得ないと指摘。景気はピークを過ぎたところだと述べ、生産能力拡張投資を先送りする可能性があるとの立場を明らかにした。
\同社は中期的に市場を上回るスピードで成長する意向で、景気の安定時には年10%以上の売上成長を目指す。
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