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2011/10/19

経済産業情報

再可エネ助成負担額、来年はほぼ横ばい

この記事の要約

50Hertz、Amprionなどの高圧送電網管理・運営大手4社は14日、再生可能エネルギー法(EEG)に基づく再可エネ電力助成負担額が2012年は141億ユーロになるとの試算結果を発表した。この額には前年(11年)の不 […]

50Hertz、Amprionなどの高圧送電網管理・運営大手4社は14日、再生可能エネルギー法(EEG)に基づく再可エネ電力助成負担額が2012年は141億ユーロになるとの試算結果を発表した。この額には前年(11年)の不足分7億ユーロが含まれる。キロワット時(kWh)当たり負担額は前年(3.53セント)をわずかに上回る3.592セントで、標準世帯(年間消費量3,500kWh)の場合で年2ユーロ17セントの負担増となる。

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原発廃止の前倒しを受けて、再可エネ電力の利用拡大に関心が集まっている。送電網管理会社の担当者によると、特にソーラー発電パネルを設置する企業や自治体、家庭が増える結果、13年にはEEG負担額が再び大きく上昇する見通しだ。

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国内電力消費に占める再生可能エネルギー電力の割合は伸び続けており、今年上半期には初めて20%を超えた。

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