高級カメラメーカーの独Leica(ソルムス)は19日、同社株100%を保有するオーストリアの投資会社ACM Projektentwicklungが同44%を投資大手の米Blackstoneに譲渡すると発表した。Leicaはアジア、南米、中東で市場開拓を進める計画で、Blackstoneから支援を受ける。成約額は非公開。取引は第4四半期に成立する見通し。ACM Projektentwicklungが出資比率をさらに引き下げる予定はないという。
\Leicaが同日発表した2011年3月期決算の売上高は2億4,880万ユーロとなり、前期比で57.2%増加した。レンジファインダー・カメラ「Leica M」と一眼レフカメラ「Leica S」の販売が好調で、営業利益は前期の740万ユーロから約6倍の4,160万ユーロ、最終利益も同320万ユーロから11倍の3,630万ユーロに拡大した。
\