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2011/11/23

経済産業情報

ユーザーの9割が商品認知後にネット検索

この記事の要約

商品・サービス購入プロセスで消費者が参照する情報源について市場調査大手のTNS Infratestが実施した調査で、ドイツのインターネットユーザーの9割が新たに聞き知った新製品・サービスについてネットで情報収集しているこ […]

商品・サービス購入プロセスで消費者が参照する情報源について市場調査大手のTNS Infratestが実施した調査で、ドイツのインターネットユーザーの9割が新たに聞き知った新製品・サービスについてネットで情報収集していることが明らかになった。テレビコマーシャルで見た製品についてネットで調べるユーザーは3人に2人以上、店で買い物中にスマートフォンからネットで情報収集するユーザーも3人に1人に上るなど、マーケティングにおけるインターネットの重要性が浮き彫りになっている。15日付『フランクフルター・アルゲマイネ』紙が独自入手したレポートをもとに報じた。

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TNSは購入プロセスを(1)商品認知(2)製品・ブランド選択(3)購入店決定(4)商品使用中の不明点・トラブルに関する相談(5)ブランドとのつながり維持――の5段階に分け、各段階でユーザーが利用する情報源を調べた。

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製品認知の段階で最も多かった情報源は「友人・知人・同僚」で42%。2位以下には「価格比較サイト」(32%)、「試供品、店頭でのデモ販売」(30%)、「製品評価サイト」(29%)が続いた。情報源としての「友人・知人」の意義は大きく、第5段階を除く全てでトップに立った。

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一方、情報源をオンラインかオフラインかで区分すると、全ての段階でオンライン情報の利用率の方が高かった。

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オンラインで参照する情報メディアで最も多かったのは、ブログや製品レビューなど、ブランド側で情報をコントロールできないいわゆる「アーンド・メディア」で、ユーザーの86%が利用していた。ブランド側で情報をコントロールできるメディア(企業サイト、広告)も85%と利用率が高い。

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