ドイツ最大のバイオ企業Qiagenは28日、コスト削減プログラムを発表した。従業員の削減が最大の柱で、世界の計3,800人のうち300~380人を整理する。このほか、非中核分野の研究開発プロジェクトも中止。2012年から税引き前利益ベースでコストを約5,000万ドル圧縮し、分子診断などの成長分野とアジア、ラテンアメリカ、東欧など将来性の高い市場の開発を強化していく。
\デュッセルドルフ近郊のヒルデンにある本社と米ワシントン近郊にある工場が人員削減の影響を最も強く受ける。経営上の理由による整理解雇は実施しない方針。
\同社は米国経済不振の影響で診断テストの需要が減少、利益が圧迫されている。コスト削減を通して収益力と競争力を強化していく。
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