ドイツ機械工業連盟(VDMA)が11月30日発表した2011年10月の独業界の新規受注高は前年同月を実質1%上回り、これまでに引き続き拡大した。国内受注が5%増加、1%減となった国外の不振を相殺した。新規受注が売上高を上回る状態は続いており、受注残は5.7カ月へと拡大した。
\大型受注などの特殊要因による統計上のブレが小さい3カ月単位の比較をみると、8~10月は前年同期比で5%増加した。国内が8%、国外が3%の幅でそれぞれ拡大している。
\新規受注の増加幅は低下傾向にある。VDMAのエコノミストはこれについて、「主に景気循環に起因する」と指摘。受注が今後、大幅に悪化することはないとの見方を示した。
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