独塗料・印刷インキ産業連盟（VdL）は11月29日、業界の2011年国内生産高が前年比3％増の180万トンに拡大するとの見通しを発表した。自動車・機械向け塗料の需要が旺盛なためで、成長率は昨年に引き続き過去10年間の平均を大きく上回るという。業界売上高は7％増の52億ユーロを見込む。
\上半期の国内生産成長率は前年同期を5.4％上回った。第3四半期からは増加幅がやや鈍っているという。
\VdLのペーター・ベッカー会長は記者会見で、原料価格の高騰が業界の悩みの種だと指摘。そのうえで、欧州域内に塗料・印刷インキメーカーが数多くあるにもかかわらず、原料メーカーが生産拠点を欧州域外に移転していることが原料値上がりの一因だと批判した。
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