企業コンサルティング大手の米Towers Watson(TW)は11月29日、ドイツの生命保険販売に関する調査結果を発表した。それによると2010年のチャンネル別販売シェア(年換算保険料(APE)ベース)で銀行は前年比3.4ポイント増の32.1%に拡大し最大となった。一方、前年トップの専売代理店は1.9ポイント減、独立系ブローカーも1.5ポイント減とともにシェアを落とした(グラフ参照)。
\シェアが変動した最大の原因は、これまで需要の高かった一括払い式の短期保険の人気が衰え、月々保険料を払い込む財形型年金保険や即時開始年金の人気が回復していることだ。専売代理店は09年、一括短期保険の販売を伸ばしてシェアを拡大したが、人気の衰えに伴い販売が急減した。
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