公的健保組合のBarmer GEKは11月29日、加入者の介護に関する実態調査レポートを発表した。それによると、2009年に死亡した30歳以上の加入者に占める要介護者の割合は女性で72%、男性でも50%に上った。高齢化社会の進行に伴い要介護者は増え続けており、1999~2009年の10年で16%増の234万人に拡大した(グラフ参照)。
\要介護となる割合は年齢が上がるとともに高くなる。発病から1年以内に要介護となった人の割合は80歳で5%だったのに対し、90歳では20%に上った。
\要介護者がケアを受ける場所では近年、病院・介護施設が増え続けていたが、09年はわずかながら減少に転じた。代わって増加しているのは在宅介護サービスで、07~08年の2年で10%増加した。
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